目が覚めると、隣にはお母さんがいた。 窓から差し込む光から、朝だ。 そんなに眠っていたんだ…。 「おはよー、日奈」 「お母さん、おはよ」 「どう?体の調子は」 「別に、全然平気だけど…」 尚毅さんは大丈夫なのかな、 そう思ってお母さんをみると優しく微笑んだ。 「殺してないよ、別に」 「よかった…」 「それでね、昨日ソラから聞いたんだけど」