「……っ」 くらっと目眩がして、力が抜ける。 「無理するな、」 「だめ…っ」 「日奈、大丈夫だから」 「だめ……なお…き」 そこで、意識がとぎれた。 疲れがたまっていたのかもしれない。 「日奈……会いたかった…」 ソラがあたしを抱きしめていたことも知らずに ずっと眠っていた。