「ある意味…な」
まるで、あそこの2人だけ時が止まってるみたいだ。
お互い力を合わせあっているのに、
ほかの誰よりも静かで。
「えぇ?それは困っちゃうなぁ…
あれは事故なのよぉ?許してくれてもいいのにぃ」
「…なぜ、なぜ俺の周りを消した」
「なんでぇ?決まってるじゃない。
あなたはぁ、この海に必要な力を持っていたからよぉ」
「…力?」
「そう。両親からしてぇ、あなたは計り知れない伸びシロがあったからねぇ…あたしたちは怖くて消そうとしたのよぉ」
「…っ」
「まぁ?あいにくあなたはいなかったのだけどぉ」

