「へぇ、おめでとう」 尚毅さんにそのことを話すとなんだかアッサリしていた。 「尚毅さん?」 「それを、日奈は受け入れたんだもんな」 「はじめはビックリしたけど…」 「それなら、いいんじゃない?」 そして、いつもの余裕な笑顔。 「ありがとう!」 「どういたしまして」 そして、また舵をとりはじめた。 あたしは、この場所がすごくお気に入りだ。 静かで海の波の音だけが聞こえる。 ゆっくりと目を閉じた。