「昔のことを話してあげようね」


そう言って聞かされたあたしの過去は。


すべて、蘇ってきて。


すぐに、いますぐに、ソラに会いたくなった。


あたしも好きだよって。


大好きだよって。


1ヶ月だからって、否定していた自分がいたけど。


今はもう平気。


「少し、ねるよ」


「あ、無理させちゃってごめんね」


「いや、大丈夫だよ。手紙ありがとう」


そう言って微笑むとゆっくり目を閉じた。


「おやすみ」


「あぁ、おやすみ…」