LOVE in the SEA.




そっと扉を開けると、
お父さんはベッドで横になっていた。


「お父さん…」


「…日奈か?」


ゆっくりと起き上がるとあたしを見て優しく笑った。


「こんな姿でごめんよ」


「いいの。寝てて?」


その言葉に甘えてなのか、ゆっくりと体を倒す。


ハルはそっと部屋から出ていった。


「久しぶりだね、日奈」


「うん、お久しぶり」