なんだか、 りくくんと同い年くらいには見えないくらいしっかりしてたなぁ。 もう、いなくなっちゃったし。 留衣くんって…何者? そう考えてクスクス笑っていると、 ひょっこりハルが出てきた。 「何、笑ってんのー?」 「んー?ちょっとねー」 ハルは不思議そうにあたしを見ている。 「まぁ、いーや。 後少しで移動できそうだから準備しといてね」 「うん、わかった!」 「もう少しでその足も治るしお父さんにも会えるからね」 それだけ言ってまた部屋を出ていった。