LOVE in the SEA.




この態度の違い…。


お母さんて何もの?


「この船、やっぱりあんたらのだったのねー。
部屋は十分に空いてるわ、使って」


「ありがとうございます!」


そう言って2人は船の方へ走り出した。


お母さんと残されたあたし。


なんなのか分からなくて何も言えない。


「お母さん…」


「ご飯の準備しなくちゃねー。ソラの海賊たちは人数が少ない割にいっぱい食べるから」


「…」


「ほら、行くよ」


あたしだけなにもしらない。


その、心の寂しさが足を動かさなかった。