ここまで、歓迎されるなんて。


本当にすごいんだなあ。


「ソラ…」


目を閉じると、さっきのやさしい笑顔が浮かんでくる。


意識しすぎてる。


もう一度、ベッドに寝転がると急にドアがあいた。


「だーれ?」


小さな子供?


ゆっくりと起き上がると、
りくくんくらいの男の子がいた。


「お姉ちゃん、具合悪いんかー?」


「ううん」


「それなら、なんでここにいるんー?」


ちょっと、なまりのある子があたしの所に歩み寄ってきた。