「ソラからきいたの?」 「うん」 「そっか。ごめんね?変なこと考えてて」 「ううん、あたしこそごめんね。 たしかに夫と重ねてた部分はあるから」 そういうと悲しそうにまゆを下げた。 「だけど、全然そんなことないから。 だから堂々と好きでいていいんだよ?」 そういうと、もっと赤くなった。 「ちょ、日奈?」 見るからに煙が出てきそうな感じだ。 「今はそんなこと…考えられない」