「ごめんなさいね、うちの船長なの」 「あ…、」 「一週間ほど、ここに船を止めてもいいかしら」 「あたしは…分からないです」 「そうね…。 ここの責任になってる人いない?町長とか」 「お父さんですけど…海に出てるし……」 ほんとなのかはわからないけど。 一応、そういわなくちゃ。 「そう。なら、お母さんに」 「たぶん、平気だと思いますけど」