だから必然的に、咲本凪裟がすることになって…。 「春と夏、謝りなさい」 「「ごめんなさい」」 キッチンには、春を絶対立たせないとあたしは神に誓った。 もし春が立ったら夏と喧嘩して…、恐ろしいことになりそう。いや、なった。 何の罪もないお皿達が、次々にパリンと音を鳴らして形がなくなっていった。 それを全て片付けてくれたのも咲本凪裟で、今日は咲本凪裟にお世話になりっぱなし。