First love~最初で最後に愛した君へ~

っていうか、なんか……面倒だな。




ただわたしの余命が半年だと言うことを伏せるだけなのに、どうして世間話なんてしてるんだろう。




良く分からなくなってきた。







「……何で俺なの?」

「え?」

「お前の遊び相手、何で俺なの?」

「それは……」






あなたの自殺を防ぐためです。





なんて、言っていいんだろうか。




いや、ダメだよね。コレ言ったら絶対鼻で笑われたりするよね……。




じゃあ、なんて言えばいいのかな?




言いわけなんて全然思いつかない。




もうコレ、正直に言っちゃおうかな。




鼻で笑われたっていいや!




くるりと向きを変えて、わたしは満面の笑みを浮かべる。







「もちろん、あなたの自殺を止めるため!」

「やっぱりか……」

「でも、勘違いしないでね? 偽善とかそんなので止めたわけじゃないから」

「じゃあ、なんだって言うんだよ?」

「……」






一瞬、言葉に詰まる。





わたしが彼を止めた理由。それは、身体が勝手に動いたってのもあるけどもうひとつ。




理由がある。でも、それは自分でもかなり子供っぽくて出来れば言いたくないんだけど……。




チラッと彼を見ると、彼は何を勘違いしたのか片方の口角だけ上げると鼻で笑っていた。







「変な嘘なんてつくんじゃねぇよ。どうせ偽善――」

「ゆ、幽霊!!」

「……はぁ?」

「あなたが死んで、この病院の中を彷徨うのが嫌だったの!!」






いっちゃった! 言っちゃったよわたし!




ヤバい。スゴイ恥ずかしいんだけど!!