First love~最初で最後に愛した君へ~

「わたしさ、半年も入院するんだよ。長いと思わない?」

「……いきなりなんだよ」

「高校に入ったばっかりだって言うのにさ。留年しちゃうかな?」





留年も何もわたし高校をやめたんだけど……。



普通の女子高生を装ってわたしは瞳を閉じる。




バレてるかな? これが演技だって……。




出来ればバレてて欲しくないんだけど、わたしって演技力ないからなー……。




ちらっと背後を見ると、彼は未だわたしに背を向けたまま。




正直、どう説得すればいいか分からない。




だからとりあえず世間話してみようと思う。




普通の女子高生っぽく……。







「あー。遊びに行きたーい。入院ってホント暇。だからさ、わたしの遊び相手になってくれない?」

「だから他のヤツ探せって……」

「面倒だからイヤ」

「……」





呆れたようなため息が聞こえた。




何だろう。わたし、かなり我儘な女の子になっているような気がする。