押し倒される―!?!?
……と思いきや。
蓮が寝転がり、そしてあたしは引っ張られ。
……『あたし』が押し倒している状況に。
んぎゃっ!!?!?
「何すん…っ」
あたしの手は蓮の両耳の横に置かれ、それを蓮が押さえつけているため…
あたしは動けない。
『冬嘉から、誘って。』
………。
「なななな…っ!!!?!」
真っ赤に顔が火照った。
『冬嘉から俺を誘ってよ?』
何こいつっ……!!!
無理に決まってるでしょ!?
「だからっ!!
あたしは蓮とキスもヤるのも禁止したでしょ!?
触るのもっ!!」
『だめ。
俺が冬嘉とキスしたいしヤりたいし、触りたい。
お前の言う事は却下。』
何大胆発言してんのーっ!!?!?
しかも超俺様だし!!
………っ。
そんな事思いながらも、間近な蓮の綺麗な顔にドキドキする。
『何だかんだ言って、シてほしい訳?』
…………っ!?
「んな訳っ…」
『冬嘉』
あたしの言葉は蓮によって遮られた。
……?
『ネックレス、してない。』
露骨に不機嫌そうな蓮。
………あ!!


