「あひゃひゃっ、ほーんと。あんたみたいな小柄少女のどこにそんな破壊的な力があんのかねぇ」


「あははっ!もっと、もっと楽しませてよ!もっとボクと遊んでよ!」



無邪気な笑い声から一転、不気味な笑い声が響くこの部屋で。


二人の少女が互いを傷つけていた。


いや、正確に言えば。



「ほらほらほらぁっ!まだゲームは終わらないよおおおおっっ??」


「がッ………っぅ、容赦ないねぇ…」



けほ、埃煙のせいで咳き込むミチルを気にすることもなく。


イヴは狂ったように相手を傷つけていた。