「俺だけのモノにしてやる」 何かの薬品の臭いと共に追いかけてくる音が後ろから近づいて来る。 「イヤぁッ!!誰か助けて!!梓ァァアッ!!」 「他の男の名前を呼ぶんじゃねぇっ!!」 肩を掴まれ、反射的に振り返ってしまった。 その瞬間、青年が液体を顔面に掛けてきた。 「ぁぁぁああああッ!!!」 液体が掛かった顔や首が焼ける様に痛み始めた。 咄嗟に顔を手で覆う。 何が起こったのか分からず、目を開けようとしたが、瞼が重く持ち上がらない。