『はぁ……はぁ……』 血だらけになった両手を見つめ、体が震え始めた。 俺は……復讐してやった!! みゆきを殺した男を俺が殺してやったんだ!! 俺が……殺した……。 殺してしまった……。 俺は越えてはいけない一線を越えてしまった。 震える血まみれの両手と白目を向いて事切れている男を交互に見つめ、やっと事の重大さに気付いた。 『俺……どうしよ、みゆき……』 『刑事さん、後悔はするなよ。アンタは彼女のために殺ったんだ。胸張んな』