『犯人はどんな奴だった?』 『このマンションの住人だ』 一瞬、呼吸をするのを忘れてしまった。 『他に目撃者は居ないし、証言してるのは死んでる俺だ。捕まえられないぜ?刑事さん』 『どこの階の奴だ?』 男は溜め息をついた。 『ここに誘導出来る。……アンタどーする?』 『殺す』 殺気立った目で俺は男を見つめた。 『準備したら戻って来い。そしたらアンタに協力してやる』