「じゃあ、この人は何なんですか?」
隠れていた女の子を指さして、先輩をキッと睨んでそう言った。
「アンタに関係ないでしょ」
「私、この人と先輩がキスしてるとこ見たんです。
事実を言ってやった。
なのに先輩は、顔色一つ変えずに私の近くにきて・・・
胸ぐらを掴んできた。
「離してください!」
そんな言葉は、先輩の耳には届いていないようだった。
「それは、たまたま?」
「たまたまです。キスしてたんだから、ただの友達とかじゃないですよね」
負けじと強気で言った。
「関係ないって言ったよね?殴られたい?」
先輩は、顔は笑っているけど目が笑っていなかった。
とてつもなく怖かった。
だが、ここで負けるわけにはいかないので頑張って言い返した。

