てるてるビスケット【短編】






「びっくりしたよ。たまたまこの公園よったら優みたいな人がいるから。人違いだったら困るから一応電話してみたらやっぱり優だった。」



「びっくりしたのは私の方だよ。いきなり電話来て。
しかも出たら後ろからも声がするんだもん」




あ、よかった。
何か普通に話せてる。



もっと動揺するかと思ったけど大丈夫みたい。



少しは成長出来たのかな。




「元気だった?」




「まあ、なんとか」



「よかった。陸、別れる時すごい仕事で悩んでたみいだからずっと心配だったんだ」



「心配してくれてたんだ。ありがとう」




フッ、って優しく笑う陸は昔のままで、なんだか安心した。




「俺も、ずっと心配というかいっぱい泣かせたこと後悔してた。ごめん」




「いいよ、昔の話じゃん」



「でも、俺あの時自分のことばっかで優のこと気遣ってやれなかった」