ある日の朝。 俺はいつもより早く学校へ来てしまった。 昇降口へ行き、自分の下駄箱に靴を入れ、上履きを履いた。 ゴソッ―。 隣の下駄箱の2年の方から、物音がした。 こんな朝早くに誰だ? 物音がした方向へ歩いていくと、人影が見えた。 その人影は俺の知っているヤツだった。 ソイツは小川 あゆみだった。 しかもよく見ると、ありさの下駄箱の前に立っていて、 ありさの下駄箱には大量のゴミが入っていた。