続☆意地悪な幼なじみの君に恋をした




【琥珀side】



「ふぁ~…眠たっ」


時間は夜中の12時。

もう今日じゃん。


俺ら軽音部の発表は文化祭の二日目に行われる。

そのギターの練習でもうこんな時間。


「お~頑張ってんじゃないのー」

「げっ!笑ちゃん!入る時、ノックくらいしてほしいんだけど…」

「ジュースの差し入れに来たのに~。彼女の方がよかった?」

「当たり前」

「傷つく~!」


笑ちゃんの差し入れには感謝して、俺はオレンジジュースを飲み干す。


桜音が持って来てくれたらもっとよかった。


「明日の文化祭の発表頑張りなよ。あたしもサラも見に行くから!」

「サラ…?」

「うん。サラも一緒だよ」


そっか……


サラって名前聞いたことあったのは、笑ちゃんの友達だったからか。