続☆意地悪な幼なじみの君に恋をした




そう思って俯き気味に缶ジュースのプルタブを起こしてジュースを飲む。


しばらく水分を取ってなかったせいか、喉元を冷たいオレンジジュースが通るのがわかる。


「美味しい…」

「それはよかった。先輩、今日は髪巻いてないんだね」

「うん…お化け役だから乱れちゃうしね!」

「髪…巻いてない先輩もかわいいね。なんか子供っぽい」

「後輩に言われたくないなぁ~」


照れるよ…


蒼空くんはズルイ。


「んー……ほんとにかわいすぎ…ねぇ、キスしていい?」

「へっ?」

「間抜けな声も嫌いじゃないよ?…先輩大好き」

「あっ、うっ…蒼空くん…」


そのキスは頬にされた優しいキスだった。


どうやら唇はまだまだらしいね、蒼空くん。