その放課後に何気なく一人で職員室帰りの廊下を歩いてると、自販機の前に涼ちゃんが。
ジュースを一人で大量買いしてるみたい……。
「り、涼ちゃん…?」
「あっ!笑花ちゃん!ちょっと酷くね?俺、先輩達のパシリ」
「ははっ!涼ちゃんらしいじゃん!……気になる先輩は見つかったの~?」
ここぞと思って話しを聞くと、顔を赤くさせて口を塞ぐ。
えっ!?
涼ちゃんらしくない!!
「笑花ちゃん知ってるんでしょ……俺とサラ先輩のこと…」
「まぁね。サラから話しは聞いたよ」
「俺さぁ~…好きなんだよ。あの先輩のこと本気でね。みんなには秘密で!」
「どーしょっかな!」
「はい!口止めとして…」
ジュース一本奢ってもらったし口止め~♪
それにしても涼ちゃんがサラって意外…
恋って何起こるかわかんないね。

