帰りのHRが終わって玄関へ行くと、すでに蒼空くんが靴箱に寄り掛かって待っていた。


「笑花先輩~…待ちました」

「ごめんね。HR長引いちゃって…席替えしてたんだよねー」

「そっか。……隣の席って男?」

「女の子だけど?」

「よかった~。男なら嫉妬した」


かわいく無邪気な笑顔にキュンとする。


ほんとにあたしのこと好きなの?


ヤバいよ………本気で期待しちゃうよ!


「笑花先輩どこ行きたい?候補あります?」

「んー…ショッピングしたいなぁ」

「駅行きます?」

「行く行く!」


蒼空くんの隣を歩いて初めて気づく。


以外と身長高い!


あたしも低い方じゃないんだけど、蒼空くんはかなり高いと思う。


理想だな~ほんと。