海の駐車場に車を泊める蒼空くん。


後ろを気にしながら、ぎこちない駐車の仕方がカッコイイ。


「俺、車停めんの下手くそかも」

「カッコイイ!ぎこちない姿も好き!」

「それ、あんま嬉しくないなぁ~」

「そっかな?」


苦闘しながら車を停めて、海に着く。


ジーッと黙ってると耳に波の音が伝わってくる。

うん、夏だね!



「蒼空くん!海行こーよっ!」

「はいはい!そんな慌てなくても大丈夫だよ?」

「だって早く遊びたいんだもん!」

「まだまだかわいいね~笑花ちゃん」

「子供扱いしないでよー!」


蒼空くんと手を繋いで、空いている右手で頭を撫でてくれる。


周りから見たら完全にあたしが年下に見えてるんだろうね。


年上のあたしの方が蒼空くんに甘えてるのは事実だけどさっ!