案の定、郁理くんと彩葉ちゃんは同棲にオッケーしてくれた。
桜音が荷物をまとめて今日から俺んちの仲間入り。
「いっ、いんですかね?本当に私が住んでも……」
「俺が一緒に住みたいって言ってんだからいーの」
「3年間ずっと独り暮らしだったので少し緊張します!」
「これから、ここが桜音んちになるんだから緊張する必要ねーよ」
桜音の頭を撫でて、俺んちに入れた。
緊張した面持ちで家に入るけど彩葉ちゃんが出迎えてくれる。
ここは女同士で緊張ほぐしてくれるだろ。
「桜音ちゃんほんっとにかわいいね!また娘ができたみたい♪」
「そっ、そんな!笑花さんの方がかわいいですし……。でも、嬉しいですっ」
「琥珀がよくあんなかわいい娘落とせたな」
「俺、郁理くんに似てるからやる時はやるの」
桜音が緊張してたのもほんの数分。
すっかり馴染んでる。
部屋は俺の隣の空き部屋を使ってもらうけど、ほとんど俺の部屋にいることになると思う。

