続☆意地悪な幼なじみの君に恋をした




かき氷でご機嫌な桜音を連れて、偶然音楽室の前を通ると軽音部の後輩の固まり。


その中には蒼空にかなりなついてる萌ちゃんもいた。


「あっ!琥珀先輩!お久しぶりですっ」

「おー萌ちゃん。久しぶり~」

「あの!あの!蒼空先輩に会えてないんですよ、萌!どこにいるんですかぁ~?」

「お化け屋敷行ってみ。涼と二人でいるはずだから」

「ありがとうございますっ♪」


2つに結んでる髪を揺らしながら、俺を上目遣いで見てくる。


俺としては、わざとらしくて萌ちゃんが苦手………。


「じゃあ、みんな行こう!あっ、琥珀先輩もどーです?」

「俺は彼女いるから十分。じゃっ、また!」

「琥珀先輩が彼女なんて羨ましすぎますよぉ~!桜音先輩?」

「えっ!あ、うん…そーですかね?」

「たまには部活に来て下さいねっ!琥珀先輩♪」


あれ………?


桜音と萌ちゃんって関わりあったっけ?


なんで桜音のこと知ってんだ?


俺ってそんな有名なのか!?