心細そうな蒼空くんをキッチンから眺めつつ、彩葉ちゃんのお手伝いをする。
「やっぱり郁理話してくれないね~」
「緊張するのは蒼空くんの方なのに……」
「多分、馴れてないからじゃない?なんて話していいかわかんないのよ」
「え~!でも、涼ちゃんと京ちゃんには話すよ?」
「あの二人は小さい頃から知ってるからね」
蒼空くんには馴れてないから…。
郁理が話しかけないと、仲良くなれないじゃん!!
「まっ、その内仲良くなれるでしょ!郁理の好きなお酒もあるし♪」
「さすが彩葉ちゃん!やる~♪」
いつもより品数の多い晩ごはんを作って、リビングのテーブルへ持ってく。
郁理の新聞紙の山が邪魔……!

