続☆意地悪な幼なじみの君に恋をした




料理を運んで来てくれたのは遥くんで、そのままあたしの向かいに座った。


「ん~!美味しい!」

「よかったぁー!それ、俺が笑花ちゃんのために作ったんだよ?」

「すごーい!さすがシェフの息子だねっ」

「一応、将来は料理人希望だし!得意じゃないとさ」


あたしはまだ将来なんて決めてないや…。


進路先すらまともに決めてないのに、遥くんはすごいね。


「あたしは料理とか出来ないからなぁ~…。遥くんが羨ましいよ」

「あ、なんなら俺が笑花ちゃん専属のシェフになってあげるね!」

「シェフ雇うほどのお金があたしにあるかね!」

「お金はいらないから。その代わり~………笑花ちゃんちょーだい?」

「あげません!」


弟みたいでかわいいなぁ~遥くん!


琥珀とか、蒼空くんとか知ってる後輩達とまた違うタイプ。


かわいい弟って感じ。