続☆意地悪な幼なじみの君に恋をした




ブランコに乗る蒼空くんの片手には、あたしがあげたチョコ。


美味しそうに食べてくれてる姿を見るのはかなり嬉しいね。


「まぁ~…笑花ちゃんの言い分もわかる。でも親も心配してくれてんだよ?」

「だって……琥珀には言わないであたしだけに…」

「逆に琥珀が中3の時に笑花ちゃんに対して、そう思ってただろうね」

「そっか…。受験生だから…」

「そうそう。だから心配してくれてる」


蒼空くんは、あたしより年下なのに年上に感じることがある。


大人だね…蒼空くん。


「えっと…じゃあ……家、帰ってみようかな」

「帰って、まずはちゃんと親と話すこと。わかった?」

「わかった。話して仲直りする!」

「笑花ちゃんなら出来る」


あたしは、蒼空くんに助けられて家に帰ること出来たよ。


あたしも少し考え方を大人にしないとダメだよね。


ありがとう蒼空くん。