バレンタイン前日の帰り道。
サラんちの近所のスーパーでバレンタインの材料を調達する。
「やっぱりトリュフかなぁ~。サラは?」
「あたしも笑花と同じのにするわ。バレンタインとかしたことないし……」
「おっ!照れてるのかわいい~!」
「て、照れてない!とりあえずトリュフにする!」
二人で同じトリュフを作って、明日には蒼空くんに渡す…
どんな反応してくれるんだろう…。
喜んでくれるかな?
「笑花に任せる。ほんとこうゆうの苦手だから!」
「ちょっとはやらないと~。涼ちゃん喜んでくれないぞっ?」
「なんか出来ることならやる」
「誰でも作れるから大丈夫!」
「ほんとかよ~」
サラは料理はするくせに、お菓子作りは苦手みたい。
不器用ながら頑張る姿がかわいくて……
これなら絶対に涼ちゃんだって喜んでくれるよね。

