ザワザワ… ザワザワ… 相変わらず騒がしい、この教室は。 全く、今日は何だっていうのだろう。いつもよりも騒がしい。 私、神崎叉姫は溜め息をつくと席を外し教室を出た。 ひんやりとした空気が漂う廊下は…何故か異様な空気をもたらしていた。 「…何だっていうの…?」 異様な空気を感じつつ私は階段を下りた。 そして 自然と足が向かった先は理事長室。異様な空気も理事長室から出ていた。