元々両親が仲が良かった。あたしが6月3日で快斗が6月4日生まれ。病院も同じ。お互い苦手意識もなく、ただ純粋にずっと一緒に居た。
ただの幼馴染みでいられたらどれだけ良かっただろう。そしたら、こんなに考える事もなかったのに。
多分…というかほぼ絶対、快斗はあたしの事が好きだ。うぬぼれてるのは解ってる。でも、そうなのだ。残念ながら。
あたしは快斗を恋愛対象として見てきた事がないし、これからも……多分ない。だから、もし快斗が告白をしてきたら、この関係が崩れてしまう気がしてたまらない。
「ゆず?」
快斗があたしの事を好きだと確信したのは中三の秋。間違えてカバンに入っていたノート。誰のかを確認するため拡げてみたら、快斗の日記だった。

