「快斗~」

「どーした、秋?」

「今日は一緒に帰れる?」

「あー…悪、今日は先約が…」


 そう言って快斗はあたしを見る。え、先約ってあたしなの?

 幼馴染みで同級生の快斗は、高校に上がってからかなりモテるようになった。高校デビュー成功、って感じ。
 でも快斗を好きになるのはギャル系の子達で、モテる様にはなったけど失敗した、と本人は言っていた。


「え~…また小林さん?」

「うん、ゆ…小林は幼馴染みだし仲良いから。」


 快斗はチラチラとあたしを見る。話を合わせてくれって事だろう。しょうがない、後でアイス!


「快斗、置いてくよー」


 席を立ってあたしは快斗に声をかける。うわ、木下さんめちゃくちゃ眼飛ばしてる…


「あ、ちょっ!!小林!」


 快斗は慌ててあたしを追ってくる。
 なんか可愛いと思ったのは秘密の話し。