そしてついに、家族に危険が迫る。下校中の美佳がさらわれたのだ。

　信一郎は白河を疑い、向かう。
　やはり犯人は白河であった。しかし、突然殴られ、気を失ってしまう。

　気が付けば、畳の上で手足を縛られ、美佳もまた壁際に縛られていた。

　聞き覚えのある口笛とともに、白河が現れる。

　白河は宮坂の死体を使い、人間を土壌化する薬液を披露する。

　そしてついに、信一郎に垂らす。左腕を侵されながらも、なんとか薬液を振り払った信一郎は、美佳と共に逃げる。

　バランスを崩した白河は、薬液の中に体を突っ込んでしまう。
　しかし、白河は死んではいなかった。追い掛けてきたのだが、その体を羽交い締めにしているものがあった。白河の実験台にされ、植物へと姿を変えた民代である。

　民代は夫を吸収し、信一郎は難を逃れる。