時は放課後。




柳瀬は学級委員の仕事があるらしく遅くなると言っていた。






そんな中あたしは、來斗にメールを打っていた。




モヤモヤした気持ちで柳瀬と帰りたくないし、何よりあたしが辛いから。






───あたしは、來斗と別れる事にした。








…本当は、もっと話し合った方が良いんだろうけど。





來斗は、話し合う時間すらくれないだろうから。








……でもあたしは、メールの送信ボタンをなかなか押せずにいた。





“今までごめんね。別れよう”




そんな短い文章だけど、やっぱり送るのには抵抗があった。