放課後、あたしは日直で遅くまで残されていた。




仕事が終わり、ふと窓から外を見ると、大雨が降っていた。





うわ……マジか。




今日、傘持ってきてないのに!





「しょうがないか……」





半分諦めモードで下駄箱へ急いでいたその時。






──────ピシャッ!






「わぁ!?」




大きな音と共に、眩しい光があたしを照らした。





…………雷だ。




小さい頃、家の近くに落ちてからというもの、あたしは雷が大の苦手。




「嘘ぉ………」




泣きたい気持ちで靴を履き替えようとすると、後ろから声が聞こえた。