[はぁ…はぁ…はぁ…]






武市さんの荒い息づかいが
聞こえる…







どこにいくために、
誰のために
あんなに息をきらして、
はしっているんだろんか…










干菓子屋に着いたとこで…

私はいた。










なんと、のんきに
菓子を頬張っている…









なんだこいつは…
これは、私?
こんなに…のんきなの?







ありえなぁぁぁぁーーーーい!!





「はっ…はっ…」

武市さんが息をきらしながら
近づく…




「?
あっ!武市さんだぁ~
このお菓子とっても美味しいんです!!
ついつい食べ過ぎちゃって…」






ありえない…
空気よめよ。私。

御愁傷様。とでも言ってやろうかしら…




武市さん…
怒ってるよね…