「トントン」

「・・・・?」


またきたの?

「はい」

「まーな?」

「ん?おばあちゃん・・・・?」

「どうしたんなお前は。心配しとるぞー。おばあちゃんになんでも話してみ?」

「なんでもない」

「なんでもないことはなかろ?」

「・・・・・」

「人に相談すればスッキリするで?」

「うん」

「御飯食べよ」

「うん・・・・」

私はおばあちゃんに連れられ。

ご飯を食べにリビングに降りた。

「今日はまなのすきなものばっかだぞ」

お父さんがいう。

「・・・・」

私はそれを黙って食べる。

不思議だよね。家族にこんなに心配されている。

ただ。それだけで。

自然と元気になれる気がして。

明日は元気に部活行きたいな・・・・。

そう思った。