やっぱり・・・・

嫌なのかな。

そんな不安が頭をよぎる。

その日の授業は1日中俊也のことなかり考えていた。

どうしてそっぽ向いたのかな・・・・。

やっぱり嫌なのかな・・・・

考えれば考えるほどどんどん不安が溢れ出してきて。

「はぁー・・・・」

気がつけばもう放課後で。

どうしよう・・・・。

今日言おうかな・・・・。

でもな・・・・。

私のクラスは今日に限ってHRが遅かった。

俊也のクラスはもう既に終わっていて。

ぁー・・・・

もう帰ったんだろうな・・・・・

諦めたときだった。

「ぁ・・・・・」

俊也がドアのところで待っていた。

私を待ってないとはわかってはいても

やっぱり嬉しいんだ。

「やっぱり今日は言おう・・・・・」

そして帰り道。

「暑いな・・・・」

私はタオルを顔にあてて。汗を拭いた。

「どうしよう。。。。急にドキドキしてきた。」

さっきまでなにも考えてなかったのに。

急に胸が苦しくなって。

そのせいで。息も荒くなってしまう。

恥ずかしすぎる。

なんとか深呼吸をして落ち着かせる。

目の前には俊也。

だけど。

俊也はまたしてもそっぽを向いている。

「・・・・・・」

また肩に弁当袋をさげて。

しかも。今日は歩くのがものすごく速くて。

「どうしよ。これじゃ。。。。」

私は俊也に気がつかれないようにすこし早歩きで追いかけた。

そして俊也が左に曲がろうとしたとき・・・

「しっ・・・・

「おうっ!左野ー!かえろーぜ」

「ぁー。おうっ」

人がはいってきてしまった。

「ぁ・・・・危なかったぁ・・・・」

私は少しほっとしたと同時に

「邪魔者が・・・・・」

すこし。がっかりした。

いったいいつになったら言えるんだろう・・・・。

俊也・・・・・