翌日の放課後

その日は体育祭の練習で、ちょっと遅く帰った。

靴箱に行くと、佐藤がいて。

「よっ!」

そういっていつもの片パンチをお見舞いされる。

私もいつものように仕返しをする。

そしたら。

「そこっ!あんまりイチャイチャするなってー」

「はっ!?違うよ!」

「そんなぢゃないし!」

一生懸命誤解を解いていると、

「・・・・・・」

目の前に俊也がいた。

やはり。目があってしまう。

でも、私はまた逸らす。

そして。無言のままその場を立ち去る。

信号のところには俊也がいた。

ちょうど赤信号で。

(気まずいな・・・・・)

でも、私はただ信号を見ていた。

すると

「おーい!バケモン!」

横には佐藤がいた。

「たくっ化物ぢゃないって言ってるのに!」

「じゃあな!」

「バイバイ!」

そういって私は佐藤に手を振った。

横には俊也がいる。

でもそんなこと関係ない。

もう。今は・・・・・