コンコン ガラッ 「失礼します。斎藤要と沖田棗ですが」 「あぁ、待っていたよ。担任の渡部だ、よろしく」 「よろしくお願いします。」 「・・・」 雪花、せめて挨拶くらいはしようよ。 「じゃ、行きましょ。クラスは2-Bだから。」 先生の後に続いて、職員室を出て教室へ向った。 (うぜぇ) 教室につくと中は煩いようで、廊下まで聞こえていたものだからつい、呟いてしまった。 「小夜、今うざいって思ったでしょ?」 「・・・」 「図星だね。」