「うわ…、ちょっと腫れてないか?」
「…………。そうですか?最近足がむくんでるから…そう見えるだけじゃ…?」
羅衣はそう言って。
後藤の肩を掴みながら…立ち上がる。
「とにかく、アイシングして様子を見よう。椅子用意するから…待ってろ。」
「……ハ~イ。」
彼女は椅子に腰をかけると……、
体操部と、それからバスケ部とを交互に見比べて……ふうっとため息をついた。
「……部活があんなに厳しいんだもん、そりゃー…他のことは怠くなっちゃうかもな……。」
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