7月………。
「………一ノ瀬~、今日一緒に帰れる?」
「うん。」
「じゃあ昇降口で待ってて。すぐ行くから。」
「はーい。」
高梁は羅衣に約束を取り付けると……。
荷物を取りに、急いで体育館へと…戻っていった。
「お疲れっしたー!」
バスケ部員に挨拶をして…早々に、その場を後にする。
水場には……顔を洗う渡の姿。
高梁は足を止めることなく、
「お疲れー、ワタリ。」
「おー。」
すれ違い際に……挨拶を交わす。
「…………。」
渡は、上機嫌で廊下を進む高梁の後ろ姿を……
ぼんやりと、見送っていた。
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