恋するplants



 キモイと言われ、うじうじ悩み僕なんかって落ち込むより、堂々と胸を張って開き直ったら、クラスメイトとも打ち解けることが出来た。


 シフトチェンジは僕の気質にも合ってたみたいだ。


 茉雪が畑中の嫉妬の的にならないように、僕は密かにクラスをまとめっていった。


 全て彼女のためだ。





  ★




 公園を出た所で茉雪と別れた。


 その足で大学へと向かう。


 サークル部室にiP○dを忘れてたのを思い出した。


 机の上に投げ出されていたiP○dをカバンの中に仕舞うと、携帯がなった。


 「楓、今どこにいるの?」


 兄からだった。


 大学だけどと答えると、


 「お客さんが来てるんだけど、この間、店に泊まったあの子」


 酔っ払いの子か・・・


 「15分くらいで帰れると思う」


 そう告げると部室の鍵をかけて、店へと向かった。