かっこいい言葉を放って、私を送り出してくれた2人にお礼を言って家を飛び出した。 待ち合わせの、小さな神社の前に着いた。 鳥居の前で、淡い青色の浴衣を着た悠貴の姿があった。 「悠貴っ」 「真綾。どうしたのそんなに慌てて」 「え、その・・・何でもないよ」 「ふ~ん」 悠貴に早く会いたかったなんて、恥ずかしくて言えるがわけない。