私は、メール通りの時間に視聴覚室に行った。 視聴覚室には、長机がいくつもおいてあり窓際の席に悠貴が座っていた。 「悠貴・・・」 悠貴はこちらを振り向き微笑んだ。 私は、悠貴の座っている席の1つ後ろに座った。 「俺さ・・・別れようと思うんだ」 唐突に言われた言葉がそれだった。