でも、ここまできたら退けない。 「おいっ真綾!!」 「直球すぎるって~」 「真綾ちゃん?だっけそれはどういう意味なのかな??」 悠貴のお父さんの笑顔がひきっているのがわかる。 「それはあなたが一番わかっているはずです」 「何のことだか・・・」 「私見たんです!!あなたが・・・悠貴に暴力をふるっているところを!!!」 次の瞬間お父さんの目がカッと見開いて、私に拳を向けた。 殴られる。そう思ったときパシッという音が聞こえた。 「あんた今、真綾に何しようとした」